【駆け出しWebライター】文字で伝える難しさ
「この文章で伝わるのかな?」
「書きたいことを書いたけれどなんか違う」
「読み返したらこの文章・・わかりにくい」
ライターに限らず、学生や社会人にとっても、自分の書いた文章でこのように感じたことはありませんか?
この記事では、2020年に入ってからWebライターとしてのキャリアをスタートさせた私が、ライティングに関する本やセミナーに参加して学んだことについてまとめています。
日頃のレポートや報告書など文章で何かを伝えることがある方は、この記事を読んでみてください。
文章の書き方についてこれまでと違う考え方を得てもらえると幸いです。
はじめに
Webライターとして日々の業務に取り組みはじめてから、日本語の難しさを改めて痛感しています。
具体的には、文章を書く上での「伝え方」と「文章構成」の2つです。
過去にこのブログでいくつかの記事を公開し、普段はSNSの更新を週に2.3回ほど行っていますが、納得のいく文章を書けたと感じたことは数えるほどしかありません。
そんな中、ライティングセミナーに参加したり、「Webライターが読むべき本◯選!」といった記事で紹介されている本を読んで、基本的なことを学んできました。
これから紹介するものは、私がライティングについて学んできた文章を書く上で押さえておくべきポイントについてです。
文章を書く際に心がける3つのポイント
ライティングセミナーや本を読んで私が感じたことは、
「言い方が違うだけで、言いたいことは皆同じ」
ということです。
あくまで私の主観になりますが、大きく3つに分けられます。
・目的の明確化
・ターゲット目線
・文章の長さ
ひとつずつ説明していきます。
目的の明確化
いきなり執筆を始めても、伝えたい文章を書き出すことはできません。
目的を明確にし、その目的を伝えるために必要な資料を準備することが大切です。
「なぜ伝えたいのか?」
「どうして伝えたいのか?」
「それを伝えてどうなるのか?」
というように目的に対して2.3回掘り下げて考えます。
以前参加したライティングセミナーの先生によると
「目的を掘り下げて明確にするだけで、全体の文章構成まで見えるようになる」
とおっしゃっていました。
文章構成が見えれば、資料やデータの準備に無駄が無くなり、効率よく目的に沿って執筆できます。
実際のところ、いきなり執筆を始めると仕事をした気になります。
人によっては1,000字程度まで書くことができるのではないでしょうか。
しかし、そのような方でも最終的には手が止まってしまうはずです。
話が脱線してしまったり、資料の検索をしている間に時間は刻々と過ぎてしまうからです。
書き出す前に時間を掛けて目的を明確にし、伝えるために必要な資料を集めることで執筆時間を短縮できます。
しかし、目的を明確にするだけでは、決していい文章になるとは限りません。
次に考えるのは、ターゲットです。
ターゲット目線
どれだけいい文章を書いたとしても、ターゲットとなる相手がそれを読まなければ準備も執筆時間も無駄になってしまいます。
まずは自分の中でターゲットを設定し、
「どのような情報を欲しているのか?」
「どのような問題を解決したいか?」
など、ターゲットの目線に立ち、タイトルやキャッチコピー・リード文を考えます。
例えばこの記事のターゲットは「文章の書き方や伝え方に悩みを抱えている人」です。
次章に読み進めてもらうために、冒頭ではセリフ調でターゲットの抱える悩みや疑問を代弁しています。
そのあとで、「悩みに対する解決策が見つかるかも」という期待感を持ってもらうことで、スムーズに次章へ読み進めてもらえる構造です。
ターゲット目線に立つことで実際に悩みや疑問を抱えている読者を引きつけ、文章を読んでもらうきっかけを作り出すことができます。
文章の長さ
伝えるために細かく説明することは親切ですが、一文に詰め込みすぎると返って混乱を招きます。
長すぎる文章は読みづらく、読者の方にストレスを与えてしまいまうからです。
句読点をうまく利用し、文章の間に「息継ぎの間」を入れましょう。
そして改行を使ってスペースを広げます。
私の場合、句点(→。)を用いた際は必ず改行を入れます。
また、段落が分かれている場合は、間に1行スペースを取るようにしています。
理由は単純で、読みやすさを重視しているからです。
句読点や改行については、人それぞれの考え方があると思いますので、書き手がしっくりくる方法で文章を書いてください。
まとめ
Webライターとして、これまで学んできたことについてまとめました。
心がけるポイントは3つ
・目的の明確化
・ターゲット目線
・文章の長さ
になります。
※あくまでも現段階の私の考えになります。
目的を明確にし、ターゲットの目線に立った文章構成で、読みやすい文章を書き出す。
まずはこの方法を意識して、文章を書いてみてはいかがでしょうか。
人それぞれの考え方や感じ方がありますので、
「全員が納得する100点満点の文章」
は存在しません。
それでも上述した3つのポイントを心掛けることで、
「伝えたいことを伝えられる70点の文章」
は簡単に作り出せるはずです。
未だに上司から「一発OK」は出ませんが、チェックなしで即公開できる時は刻々と迫ってきています。(たぶん)