定時ごじ

Webライターのごじです。このブログでは学んだことをアウトプットし、ご意見番である皆様に評価してもらうためのブログです。コワーキングスペースを運営しています。Webに関する知識は10段階評価の2です。

ウェブ解析士に必要な「モラル」について【ウェブ解析士への道】

モラルについて

Webライターのごじです。

企業や組織の成果につながる行動を促すために、ユーザーの心理と行動を読み解く必要があるウェブ解析士。

今回の記事ではウェブ解析士テキスト【第1章1-2】で学んだ、ウェブ解析士が守るべきモラルについて学んだことをアウトプットしています。

間違った理解をしている、情報を流している場合は容赦無くコメントをお願いいたします。

※この記事で参考にしているウェブ解析士のテキストは2020年版です。

目次

解析するのにモラル?

ウェブ解析士のモラル | 守るべきこと

ウェブ解析士のモラル | 行動

ウェブ解析士のモラル | 不誠実なマーケティング手法に注意する

まとめ

解析士に必要なモラルとは?

ウェブ解析士にとって、事業に対する成果やクライアントの利益は大切です。 しかし、モラルのかける施策を「促す」「行う」「加担する」といった行動をウェブ解析士が取ってしまうと個人としての信用問題と、企業側が得た利益をも台無しにしてしまいます。

判断基準は、ユーザー目線です。 法律的に問題のないグレーゾーンであっても、危ない橋を渡らないように判断しなければなりません。

ウェブ解析士がモラルのかける行動を取らないためにも、ユーザー目線にたつことを念頭に置き、施策を行っていきましょう。

ウェブ解析士のモラル | 守るべきこと

ウェブ解析をする上で必要なことは、ユーザーの行動や心理がどのように働いたかという行動履歴や数値です。

解析精度を高めるためには、ユーザーデータを得なければなりません。
会員登録等でユーザーデータを得た場合、データと情報が紐付き解析精度を高めることができます。
そして得た情報を元に、ユーザーが現在欲している商品や情報をページ上に載せれば、ユーザーは行動を起こしやすくなります。
ユーザーの望んでいないページへ誘導するようなUIの設計は違反ではありませんが、ウェブ上のモラルとしてやめておきましょう。

また、得られたユーザーデータは、個人情報です。
個人情報の取り扱いにも十分に注意する必要があります。

ウェブ解析士のモラル | 行動

企業側の信頼を崩してしまう「ステルスマーケティング」というマーケティング方法があります。

ステルスマーケティングとは、企業側がお金を支払うなどしてユーザーやインフルエンサーに良い口コミを書いてもらったり、ユーザーと偽って質問に回答するなど、本来のユーザーを欺くマーケティング手法。
いわゆる「ヤラセ」「サクラ」です。

これらは、景品表示法といって、不当表示を処理するために制定された法律にあたります。

ウェブ解析士が成果を上げるためとはいえ、ユーザーを欺いて利益を得るような施策を行ってはいけません。
なお、景品表示法によって罰則を受けるのは、ウェブ解析士ではなく事業主です。 クライアントにマイナスとなる影響を与え、個人としても信用を無くす可能性がありますので、企業側が誤った行動をしないか、自信が間違った判断をしていないか注意してください。

ウェブ解析士のモラル | 不誠実なマーケティング手法に注意する

ネイティブ広告は、広告主がオンライン媒体へお金を支払い、記事や広告を載せる広告形式です。
ネイティブ広告の場合は、バナーに表示されるようなあからさまな広告とは違って、ページ上に自然な形で広告を表示させられることから、ユーザーがストレスを感じずに情報を届けることができます。

徐々にネイティブ広告を活用するページが増え始めたと同時に、この仕組みを悪用してユーザーを欺く広告が増えたのも事実です。
そこで、一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会|JIAAのガイドラインでは、広告に関して発表がありました。 その中には、 「広告であることを明記」 「広告主が誰かを明記」 などがあります。

また、SEOに関しても注意が必要です。
2016年にIT企業の「DeNA」が運営するヘルスケア情報のキュレーションメディアが根拠のない医療情報などを大量に掲載していたことが問題となりました。

検索エンジンで上位表示されることによってオンライン広告収入を得る方法は違法行為ではありませんが、根拠や裏付けなく命に関わる情報を公開していたという点に問題があります。

ウェブ解析士は、成果をあげるためであっても、ユーザーや読者を欺くような情報を流したり、それに加担することがあってはいけません。

まとめ

プロとしてクライアントに利益をもたらすことも必要ですが、目的は必ずユーザーにとって有益かどうかです。

今回学んだ3つのモラルに関わる内容は、どれもユーザー目線にたつことが念頭に置かれています。

当たり前だと思う点もあるかもしれませんが、実際の現場に立った時にさまざまな条件や負荷がかかり誤った判断をしてしまうこともあるのではないでしょうか。

実際の現場を私はまだ知らないので、まずはウェブ解析士の資格を取得できるように引き続き頑張ります。